“リアルタイムで状況を確認する”というところに主眼が置かれたサービスが台頭する。
ダイニングアプリ「Dash」は、飲食店の検索、食事の決済、また友人との分割払い決済までが気軽にできるアプリである。
そのアプリの機能の中に、リアルタイムで、お店の混雑状況が分かる機能がある。
お店がかなりヒートアップして、混雑している場合は、Lively表示。
十分人はいるが、混雑まではしていないような状態はActive表示。
また、お客が少なくゆったりくつろげる状態はRelaxed表示がされる。
そして、ほとんどお客がいない状態はQuiet表示だ。
このように、混雑状態がリアルタイムで分かる機能は、今後、あらゆるサービスに導入していってもらいたいところだ。
リアルタイムで状況を確認するコストは下がっている
PHOTO: Close up color shot of a small action camera from Shutterstock
先日、とあるサーファーと話をした。その方は、月数百円を払って、各地の海の波の状態をリアルタイム確認するアプリを利用していた。その場の状況を即時確認することに焦点を置いたサービスは、現時点でも様々あるが、その広がりはより多面的になっていく。
例えば、先日ご紹介した、コロンビア·クレストの誰もがワインメイカーになれるプロジェクトは、ブドウ畑を常時カメラで撮影し、時系列ごとに映像で確認できるようになっている。
【参考】
・クラウドソーシングでワインを作る!「コロンビア·クレスト」が、誰もがワインメイカーになれるプロジェクトを開始
また、今回の御嶽山の大事故で、活火山の常時監視体制の予算削減が問題となったが、現在、状況をリアルタイム確認するためのコストは、大幅に下がってきている。テクノロジーの進展を利用して、社会に貢献するプロジェクトが多数生まれてきて欲しいと願うばかりだ。