アメリカの大手クラウドファンディングindiegogo(インディゴーゴー)にて、「Powsumer.com〜オンラインショッピングの未来〜」と題された興味深いプロジェクトが投稿されています。
Powsumer.com: The Future of Online Shopping
一言で言えば、ソーシャル・メディア上の友人達と一緒に、より安く商品を購入するためのショッピングサイトです。
まず、このように通常200ドルでしか買えないスマホがあります。
それを20個まとめて注文すれば、1個あたりの価格が150ドルに下がります。
そのスマホが欲しい人は、ソーシャル・メディア上で友人に声をかけ、同じ商品を欲しい人を20名集めます。
すると、みんな150ドルでそのスマホを購入できるという仕組みです。
この機能は、あらゆるショッピングサイトに標準搭載されてくると面白いですね。売り手にとっても、必ずしも悪い話ではないはずです。
21世紀、「消費者」は再定義されていく
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ここからも「コミュニティー消費」の文脈は、ますます強まっていくことが分かるでしょう。
Powsumer.comを進化させると、「商品1つをみんなで一緒に購入する」というサービスが考えられるのでは?思うわけですが、今「comobaco(コモバコ)」という日本発のサービスが開発中です。
【参考】
日本発!みんなでモノを共有するシェアボックスを作ったり、共同購入したりできるcomobacoに期待
「価格はそれなりにするのだけど、日常的に使っているわけではない、という商品」、つまり「シェアしやすい商品」には最適でしょう。フードプロセッサーのような調理機器、キャンプ用品、スキー用品などいろいろ考えられますね。
もちろん、誰がどれだけのお金を払うのか?製品の所有権は?といった問題もありますが、ソーシャル・メディア上の中の良い家族・友人・知人とであればトラブルも少なそうです。
シェアや物々交換といった非貨幣経済圏と、現在の消費経済圏は徐々に近づいていき、ある部分はがっちりと重なっていくのでしょう。現代は、消費者の再定義が行われています。
【参考】
ミッションは人々の「買い物」を20%削減させること!ソーシャルシェアリングツールyerdle(ヤードル)が面白い!