ブラジルの赤十字がWEB上で面白い取り組み。「HELP BUTTON」というソーシャルボタン開発、導入しています。
ソーシャルメディア上の「いいね!」や「tweet」ボタンのように設置でき、クリックすると、被害者を支援するための赤十字のWEBページへ飛ぶという仕組み。
このボタンを設置することで、ボランティアに参加する人は10%、寄付は18%増えたとのこと。これはすごい!
これは、大手ニュースメディアにも、是非取り組んでいただきたいプロジェクト。
大手ニュース系サイトが、流す情報に「HELP BUTTON」のようなものがついていれば、そこには多大なヘルプが集まることでしょう。
当然、システムを作る際には、NPOと組むのか、それとも自社で支援を行うのか等、考えるべき課題はたくさんあるでしょうが、是非行っていただきたい取り組みです。
また、大きく広げるためのポイントの1つは「寄付されたお金がどのように使われたか?」というところをフィードバックする仕組みなのでしょう。
共通のHELP BUTTONを作って欲しい
photo credit: Adrian S Jones via photopin cc
このようなことを考えると、マスメディアはもちろん、NPOなどが世界共通で使えるHELP BUTTONのようなものが登場して欲しいところ。
決済は、Paypalでも良いですが、マイクロペイメントDWOLLAで行う。
DWOLLAは、オンライン送金をクレジットカードなしで行えることに加え、10ドル 未満の取引は無料。大きな額の送金であったとしても、わずか25セントしか手数料がかからないというサービスです。
法的な問題があるのかもしれませんが、是非日本でも使えるようにして欲しいサービスです。
そして、ボタンの運営自身も「寄付の数%」をもらうというビジネスモデルではなく、YouCaring.comのように、寄付でまわしてしまう仕組みを整える。
世界中で使える「HELP BUTTON」、どこかがリリースして欲しいところです。