エコ系バッグというと、デザインの完成度が落ちるというイメージがあるかもしれない。
しかし、「reWrap」が提案する生分解性バッグは、デザインにおいてオリジナリティ溢れる概念を提示している。外身はココナッツ繊維、止め木と持ち手はクルミの木、内側は100%天然のゴムで作られ防水加工がされている。
ハチの天然ワックスで表面加工をし、縫いの作業は障碍を持たれている方が働く、アムステルダムの工房で行われている。更には、カーボンニュートラルも実現し、その公益性追求の徹底ぶりには驚かされる。
デザイン性もぬかりなく、「木」というコンセプトから逃げずに、自然とデザイナーバッグへ昇華されている点も特徴だ。価格は245ユーロ(約33,000円)からとそれなりにするが、その値段も頷けるものとなっている。
「環境配慮と利便性は同時追求されるもの」であるが、同時に、デザイン性と公益性の追求は、決して相反するものではないことを教えてくれている。
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