来年は、「通訳革命」が大きなトピックとして上がってきそうです。
こちらは、25ヶ国語以上を通訳するためのツール「SIGMO」。クラウドファンディングサイトindiegogoにプロジェクト投稿されており、1万5,000ドルの目標額を悠々と達成し、現時点で約15倍にあたる22万ドル以上の資金調達に成功しています。
SIGMO – talk and understand in more than 25 languages!!
大きさ的には、これくらいの小さなサイズ。
特徴の1つは携帯性。このように口元に付けることもできます。
腕時計のように腕にはめることも。
ベルトに付けて持ち歩く、なんてこともできます。
仕組みはというと、Bluetoothで利用者のスマートフォンに接続されおり、Google翻訳と連携をして、翻訳したテキストを音に変更して通訳をするというもののようです。なるほど。
価格は1つ50ドルから。また出荷は2014年1月からとなっています。利用イメージはこちらの動画からご確認ください。
「意味」を理解し始めるコンピューター
最近、Googleで検索をすると、右側に「Knowledge Graph」というものが表示されていることをご存知でしょうか。
例えば「安倍晋三」と検索すると、この右側に出てくる関連情報のことです。
現在、「検索エンジン」は、「知識エンジン」へと進化をしようとしており、コンピューターが「意味」を理解する存在へと進化していく1つの支流がここに見られます。
今回ご紹介したSIGMOもそうですし、スマホアプリで言えば「音声通訳 Pro」、そして来年はGoogleGlassによる同時通訳の実験が世界中で行われていくでしょう。
この通訳機能がどこまで実際に使えるものとなるのか?まずは観光やビジネスといった粗いところから利用が始められ、少しずつニュアンスや意味を読み取る深いコミュニケーションにおける利用へ焦点が当てられていくことでしょう。
これまで、なかなか難しかった言語の障壁にもいよいよメスが入れられようとしています。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。