あらゆるジュエリーがネットにつながる世界へ向かって。
「Imbue」は、身につけるジュエリーにインターネットをつなげ、アプリ連携させるサービスだ。
スマホばかりをいじってしまう時代において、”その場の瞬間を大切に”と、自分が重要だと思う人に関しての情報のみが、ジュエリーに連動し、振動したり、光を放って教えてくれる。
普通にしていると、スマホは何かと動いている。通話やメールの着信はもちろん、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア、ニュースの受信など、何かと慌ただしく動き続け、それに合わせて、私たちの意識も中断を余儀なくされる。
そんな問題をインターネットに連携したジュエリーを通じて解決しようというわけだ。スマホを触る機会を最小限にして、その場の経験に集中することをフォローする。
現在、このシステムを利用できるジュエリーデザイナーの募集もしている。今後ジュエリーデザイナーやジュエリーメーカーは、気軽にモノのインターネットを導入していけるようになりそうだ。
モノのインターネットをディレクション
PHOTO: looking at the shop showcase from Shutterstock
モノのインターネットと言ってもそれを開発、利用できるところは、そういった技術に強いところだけ。そう思う人もまだまだ多いかもしれない。
しかし、今回のサービスからも感じると思うが、モノのインターネットは、思っている以上にスピーディーに民主化されていく。それをプロデュースしたり、ディレクションする企業やサービスは今後益々増えていく。
また、ジュエリーだけでなく、陶器や布類、伝統工芸品など何から何まで、今後はその可能性が開かれていく。
それらとモノとインターネットの連携の中で、どんなライフスタイルが生まれてくのか?思いもよらなかった、イノベーションがこの分野から立ち現れてくることだろう。
以前から、「モノを販売するのではなない、これからは体験を提供することだ」、と言われているが、これまでの体験がただの遊びに過ぎなかったと感じるほど、情報密度の高い社会のモノのインターネットは、私たちの体験を多角的にリッチに支援してくれるようになる。