PHOTO: four leaf clover with stone and ladybug on wood, copy space from Shutterstock
Fastcompanyの記事に、2015年のソーシャルグッドトレンドが掲載されている。
5 Social Good Business Trends To Watch In 2015
5つの視点で掲載されているが、ポイントのみ拙訳してみる。
1、ワンフォーワンのマーケティングが拡大する
→ワンフォーワンとは、先進国で1つ購入されたら、途上国に同じものを1つプレゼントするというもの。若手世代を中心に支持を集め、食事や靴やメガネ、住宅など事例は続々と増えている
【参考】
・1年半で1万5,000本のメガネを寄付したモラルアイズ。one for oneというソーシャル・ビジネスモデルの未来
・1つの住宅を販売すると貧困地域に1つの住宅が建つ「World Housing」
2、環境に良い”洗い方”の普及
→界面活性剤のいらないヘアケア製品や洗剤のいらない衣類などが益々広がっていく。関連商品は社会的な支持を集める
3、リサイクル製品の拡大
→ショートパンツにプラスティックが使われるなど、リサイクルの範囲が広がり、それがより多くの層へと拡大する。
4、食品廃棄物をなくす
→レストランや居酒屋、スーパーなどなどの廃棄物をうまく利用するトレンドが拡大する
【参考】
・食べ物のセイフティーネットを。フードバンクと食品寄付者をつなぐ「Food Cowboy」
5、セレンディピティから得られる利益の拡大
→オンラインマーケティングの重要性が増す。パーソナライゼーションやオートメーション化によるメリットを享受する
さて、「ソーシャルグッドは、もはや普通のことになる」そんな印象を受ける。テクノロジーばかりに目が行き、ソーシャルグッドには、目が届かないことがあるかもしれないが、ここにこそ様々なテクノロジー利用されていくべきである。
他の会社がリサイクルをしているのに、自社はまだ目が行っていない、食品廃棄物も相変わらず大量に出ているなど、2010年代後半にも同じようなことを言っていては、その会社は社会から取り残されていく。
今まで、ソーシャルビジネスと言われて、ある種カテゴライズされていた境界が、今年はほぼなくなっていくように思う。あらゆる社会問題は、もはや特定の会社、人のものではない。