毎日数千の3Dプリント商品を作り、発送している「Shapeways」が2012年
6月、更に620万ドルを調達したと発表がありました。
(3D印刷につきまして、詳細を知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。
過去記事:製造業に1920年代以来の革命が起こる!3D印刷技術の世界)
歴史をさかのぼると、3Dプリンティングは1987年に登場しています。
それ以来、 材料は固いプラスティックや金属などが主流でした。しかし、
Shapewaysは今年に入り、柔らかい素材で3Dプリントができるサービスを
開始し、動きが活発になってきています。 そんな中の620万ドルの調達。
これからが楽しみですが、既にビックリでワクワクなこんなサービスが
始まっています!
・3Dプリントでオリジナルのカフスを作成
・3Dプリントで、オリジナルのイヤリング、ペンダント、ネームプレートを作る
・3Dプリントで、自分でデザインしたオリジナルの酒器を作る
・3Dプリントでオリジナルの花瓶が作成
要は自分が3Dデータ生成技術をもっていなくても、Shapewaysを使えば、
自分だけのオンリーワンプロダクトを簡単に作ることが可能になってます。
更におもしろいのは、Shapewaysには、出品機能も用意されているおり、
「3Dデータ」を作成できる人なら、誰でも自分のデータを出品し、商売を
することもできるようになっています。
Shapewaysの日本語版のサービスが開始したら、爆発的ヒット間違いなし!
ですね。
3D印刷が一般化してくると…
いやーすごい時代になってきています。日本は製造業で成り立っている国ですので
「製造業の未来」について、もっと言うと製造業のビジネスモデルについて考えて
いかなければならない時代に突入してきていますね。
組み立てや職人的な細かな作業は、3D印刷が代替してくることでしょう。
そうなると、製造業にますます人が必要なくなってきます。
また、この3D印刷技術が進んでいくと、次のようなことが起こることが
容易に考えられます。
・「材料の余り」などの無駄がなくなり、より環境によい社会となる
・商品の「大量生産」は過去の時代。あらゆる商品がリアルタイム&
オンリーワンとなる
・製造に人はいらない。事業主は「在庫」を抱えることがなくなる
・皆がクリエイターになる!70億人総クリエイター時代の到来
上記のようなことだけでなく、派生的な事象はどんどん起きてくるでしょうが、
Shapewaysの動きを見ていても、すごいことが起きる予感をヒシヒシと感じます。
1920年代以来の「製造業革命」が目の前に迫ってきています。
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