新たな交換のカルチャーはゆっくりであるが広がっていく。
「Roadswap」は、トラックドライバー、RV運転手やバス等で移動する旅行者をつなげ、モノの売買や交換を支援するサービス。
アプリを開くと、どんな人がどこに、何を持っているのかが把握できる。興味のあるものを持っている人を見つけた場合、その人にアプリ経由でコミュニケーションをとり、駐車場で取引を行うという仕組みになっている。
元々トラック運転手が、DVDを駐車場で観ている中、たまっていくDVDを横目に、他の運転手と交換することができたらな、という発想から生まれたサービス。
現時点で、これが大きく広がるかというのは正直分からない。しかし、1つ言えることは、移動している人達が、ネットワークを作り、必要な情報やモノを直接交換し合うというカルチャーが広がる可能性は十分にあるだろう。
つまり、旅行している人達のネットワークをリアルタイムで表示し、誰がどこで、どんなものを持っているのかというのを把握しあう。その人達同士で、情報や荷物の交換があってもいいはずだ。
もちろんそこには、キラーコンテンツと呼ばれるようなモノが登場する必要があるだろう。移動者同士の情報やモノの交換が、ゆっくりと新たなカルチャーを生み出すか。注目したいところである。
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