これまで旅行の計画をどのように立ててきただろうか。雑誌やネット、知り合いからからの口コミで時間をかけ入念に調べてきた人も多いはず。しかし、これからはまずロボットに相談する時代になるかもしれない。
「Utrip」はAIによって観光のプランニングを支援するサービス。旅行先を入れ、画像にあるように自身の嗜好に合わせタブを動かせばAIが自動的に観光するとよい場所をレコメンドしてくれるのだ。
タブは予算に観光ペース、また嗜好として文化、食事、冒険、芸術、エンタメ、歴史、自然、ショッピング、スポーツなどがある。今後ここからチケットの購入や宿泊の予約までできるようになれば、一定をパーセンテージを紹介料としてもらうシステムも考えられる。
思うのはこのユーザーインターフェイスは、観光だけで利用されるものではないということだ。レシピを調べる際、また気分に合わせた音楽や映画をチョイスする際、宿泊場所を選ぶ時にも使える可能性は高い。
インターネットが、消費構造を変化させたように、ボットソーシングも消費の流れを構造的に変化させる。2016年、ボットソーシングの導入事例は百花繚乱の様相を呈すだろう。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025