その場の空気の質をリアルタイムで測定するデバイス「Atmotube」をご紹介したが、人が最も気になる場所の1つが道路の近くだろう。排気ガスとCO2、空気を汚す粉塵への配慮は、そのままその国、その地域の評価に直結する。
日本でも各所でソーラーパネルのついた街灯が設置されるようになっている。これからは、それに加えて屋外空気清浄システムが付いた街灯システムを広げるのはどうか。
「Eco Mushroom」は、その名の通りキノコのカタチをした”空気清浄システム付きソーラー街灯”だ。
上部のキノコの笠の内側から汚染した空気を吸収し、地上2mほどの高さからキレイな空気を放出する。除去された汚染物質は下部にたまり、定期メンテナンスをして除去をするという仕組みとなっている。
日本も2020年のオリンピックに向けて様々な動きが急ピッチで進んでいる。目に見える分かりやすいところはよいのだが、目に見えにくいところへの配慮こそ日本のおもてなしの神髄ではないか。世界一クリーンな都市を世界にPRするために、空気清浄システム付きのソーラー街灯が広がることを期待したい。
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【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025