一般的なマーケットやインターネットサービスの中に「貧困」を支える小さな鼓動が

[2012/10/17]
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Yahoo!トピックスのトップに「政治クローズアップ 日本の貧困 広がる生活困難層」があり、目に止まりました。

グローバル化とオートメーション化のあまりのスピードに、政治や行政もこの流れに全くスピードがついていけていません。世界の歴史をみると、社会保障の整備が進んだ原因は、産業革命でした。特に急激な産業化・工業化を遂げつつあった19世紀後半のドイツが、疾病保険(1883年)、労働災害保険(1884年)、障害・老齢保険(年金に相当、1889年)を世界ではじめて導入しました。

社会的なゆがみ、労働状況の悪化が今また再び加速度を増しています。よって、新たな社会保障制度、セーフティーネットが求められています。社会変革のスピードは歴史上最速なので、一刻も速い対応が望まれます。

これに対して政治、行政だけにたよらず、民間でもこのサポートの流れを作らなければなりませんし、実際どんどん誕生してきていいるというのが私の印象です。ソーシャル・ビジネスやNPO的な動きはもちろんですが、一般的なマーケットやインターネットサービスの中にもその鼓動を感じます。

フリパン」や「タダヤサイドットコム」もそうですが、久しぶりに、「Twitterを通じてモノをあげたりもらったりできるサービスLivlis」を見てみたところ、商品数も登録者数も大幅に増え、充実していたので、ご紹介します。

Livlisは、2010年にローンチされたサービスです。「ほしい」「もっている」「あげる」「ください」「いいね」とカテゴリが分かれていて、自分のいらなくなったものや、逆に欲しい物を投稿すればコメントが書かれ、マッチングが進んでいきます。

ヤフオクやフリーマーケットのように「お金」を流通媒体とせず、「いらないものをあげる、もらう」「物々交換」がコンセプトですね。

例えば、ヤマハのエレクトーンが無料であったり、


また、何かと交換希望ですが、新品のこんなバッグがあったり、

旧タイプですが、MacBook Proまでもあります!

貨幣通貨を媒介としない、商品やサービスのやり取りは益々加速していくことでしょう。それが今、社会が求めることの1つであるからです。

3つの通貨が相互連関し、社会を支える

photo credit: Kaptain Kobold via photopin cc

今、私たちは3つの通貨の中で生活をしています。それは「貨幣通貨」「ポイント通貨」そして「評価通貨」の3つです。

貨幣通貨は言わずと知れた私たちの財布に入っているお金、もしくは銀行に預けているお金です。またポイント通貨とは、Tポイント、楽天ポイント、また少しずつ規模が拡大してきている地域通貨もそうですね。そして、最後は評価通貨。これは単一の基準があるわけではないですが、特にインターネット上で分かりやすいのが「いいね!」の数であったり、そのサイトの「アクセス数」です。

そして、今求められているところとしては貨幣通貨における「経済圏」の範囲で、セイフティーネットをどのように構築していくかということです。つまり貨幣経済を「生産性」の枠で捉えるのではなく「個人における消費」の枠で捉える必要があります。その上で、ポイント通貨や評価通貨をどのように位置づければ、社会がより豊かになるか?を考える必要性に迫られています。

なかなか難しい課題ですので、これらについては追って思索し、記述していきたいと思います。

 

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