各業界のマーケット関連情報を、視覚で直感的に把握できるサイトを発見。その名も市場規模マップ。
セルの大きさが市場規模をあらわしており、セルの色が前年比情報を示しています。
そして、下の画像のようにセルにマウスを当てると概要データが表示されます。
また、その業界のセルをクリックすると、更なる詳細の統計のデータページへと飛んでいきます。
表示も10兆円未満、1兆円未満、1000億円未満と変えることができます。そして、前年比の伸び率・下げ率の数字も簡単に変更し、確認することができます。
今後も、様々な市場規模に関するデータ項目の追加、既存データ項目への最新データ反映を行っていく予定とのこと。面白い試みですね。
こちらは、社会のトレンド把握、業界調査や市場調査、または新たに参入する事業分野のイメージ作りやスタートアップのヒラメキを得るためにも良さそうです。
そして、こちらのシンプルなサイトが約4,000いいね!を集めていることでも分かりますが、日々変化するデータを直感把握するためのシンプルなWEBサービス(及びアプリ)のニーズは大きいです。自分たちの業界、仕事、活動に関するデータを直感把握してもらえるサイト及びアプリは今後も増えていくことでしょう。
イノベーションできる市場はまだまだたくさんある
photo credit: plearbear via photopin cc
先日、86歳になる祖母に「補聴器」をプレゼントしようとお店に行きました。
そこで、お店の方に補聴器についての話を聞いていると、ビ…ビックリ!価格の高さと、電池のもちの悪さ、そして交換用の電池の値段の高さに驚愕をしたのです。
その後、友人や知人に話を聞くと「数万円クラスのものだと音の調整が難しいので、買うとすると数十万円クラスのものでないと、実際は使いにくいよ」とのこと。
な、なんということでしょう!老眼鏡は100円ショップで買って、自宅のいろんなところに置いて使うのが普通の世の中で(笑)、補聴器がこんなに高いなんて良いのでしょうか!?かなり衝撃的でした。
そして、この高齢化社会の中で、困っている方々は多いだろうな…と思いました。
どうしてもイノベーションというと、情報関連事業を含め、新しい業界に目が向きがちです。しかし、既存の業界、既存のマーケットにおいてイノベーションをしなければならないところは、まだまだたくさんあります。
また、業界の境目がなくなる「業際化」もどんどん進んでいますし、たまには市場規模マップのようなものを、じっくり眺めてみるのも良いと思っています。
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