ソフトバンクが新30年ビジョンを出し、公益社団法人日本化学会が
「30年後の化学の夢ロードマップ」を発表しました。
http://kanto.chemistry.or.jp/menu/roadmap/111018/Roadmap.html
今は社会の大きな転換点。
会社どころか、産業がある日突然なくなってしまうような
産業突然死時代が現代です。
よって、30年後のビジョン、30年後のメインストリームは
いったい何か?どこか?を考えていかないと、明日突然仕事
がなくなる、なんていうのも冗談ではない時代です。
しかし、新たな巨大産業の勃興期が2020年代から2030年代くらい。
よって今は、様々な産業の萌芽が玉石混交で現れ始めたくらいのイメージです。
ただ、その中でも、人類の生活、一人一人の人生を大きく変えるテクノロジー
&巨大産業の1つが「ナノテクノロジー」だということは、衆知の
事実となりつつあります。
先日、こちらの番組をネットで観ました。
ナノ・レボリューション 病が消える日
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/120228.html
がん細胞だけに薬を届ける微小カプセルや、人の吐く息ひとつで病気
を発見する方法などが、数年後に一般的に普及していきます。
また2040年代、今から30年後のナノ社会の「シュミレーション動画」
には、40歳代くらいにしか見えない、90代の夫婦が登場します。
これを観て、ああ、私たちはこういった時代を見据えながら生きな
ければならないのだな、と改めて感じました。
2030年代に、人類の平均寿命は100歳を超えてきます。
この文章を読んでいる方のほとんどの方が、100歳以上生きる時代です。
つまり、このナノテク社会を生きて行く世代なのです。
この時代に私たちは、いったい何を思い、何をしていくべきか?
そんなことも考えながら、進むことも大切ですね。
そして、このナノテク産業をよりソーシャルにしていくことも
ソーシャル・デザインの仕事の1つなのだろう、と感じます。