カナダのクラフトビールグラスの専門店「PretentiousBeerGlass」が2種類のビールを注ぐことのできる「デュアルビールグラス」を販売中。
イメージはこちら。おお〜面白い。デザインもいい感じ。
2種類の味、香りが楽しめることはもちろん、口元で混ぜることで、3種類の味が楽しめます。
通常のビール+黒ビールを注げば、飲む時に口元でハーフ&ハーフにもできてしまいます。
しかもこの「デュアル」というコンセプト、ビールでなくても、いろいろ楽しめそう。例えば、バーでも2種類のお酒を少しずつたしなみたいというニーズはあるでしょう。そう「デュアルカクテルグラス」なんてどうでしょう(笑)
また、ファミレスのドリンクバーも、1つのコップだと量が多すぎる。ただ、ちょっとだけ注いで、何回も違うドリンクを取りにいくのもめんどくさい。デュアルなら2種類が注げるので、少しずつ違う味が楽しめて、ドリンクも取りにいく回数も少なくなる。その名もデュアルカップ!どうでしょう(笑)
そう考えると、グラス革命!?…と思いも巡ります。世の中まだまだチャンスは無数に存在します。
ちなみに価格は36,96カナダドル、約3,700円です。ハンドメイド製品のECプラットフォームEtsyで販売されていて、購入者の声を確認しても評価が高いです。
ビール好きの友人への誕生日に、ギフトとしてプレゼントするなんていう人もいますね。 (4個セット・約13,300円)ちょっと変わったオシャレなプレゼントとしても良さそうです。
無数に生まれる「超ニッチブランド」
デュアルグラスのようなコンセプトを見ていると、「超ニッチな専門ブランド」が今後世界中に立ち上がってくるということがよく分かります。
クリスアンダーソンは、これを「無数に生まれる1万個市場」と表現し、「モノのロングテール」と概念化しました。
つまり、この1万個市場を牽引する「超ニッチブランド」が今後無数に立ち上がってくるのです。超ニッチブランドを立ち上げたい人、そして今後メイカーを目指す人が、チェックしておくべき5つの分野をご紹介します。
1、3Dプリント会社
→Shapewaysを代表とする3Dプリントサービスを提供する会社。こちらにはどんな製品が人気を集め、3Dプリントされ、売れているのかが分かります。
【参考】
・加速する3Dプリンタ革命。Shapewaysが約30億円の資金調達
2、ハンドメイドマーケット
→Etsyを代表とするハンドメイドマーケットには、オリジナル商品のアイデアがたくさん詰まっています。
3、製品のオープン開発プラットフォーム
→Quirkyを代表とする製品のオープン開発プラットフォームには、独自性に溢れかつ「売れる」商品のヒントがたくさんあります
【参考】
・すごい!クラウドソーシングとデジタルファブリケーションによって発明を再発明したQuirky
4、3Dデータ販売プラットフォーム
→CG Traderなどの3Dデータプラットフォームでは、自身が作りたいと思っている商品のヒントとなる3Dデータが見つかるかもしれません。
【参考】
・3Dデータ販売の「ebay」を目指すCGTrader
5、クラウドファンディング
→Kickstarterを中心とするクラウドファンディングサイトには、どのような製品であれば資金を集められるか?というヒントがてんこもり。また、動画作成を始めとするPRの方法もとても参考になります
以上ですが、今後日本からも超ニッチブランドが無数に立ち上がってくることを願いつつ…。
そして、これらの「超ニッチな専門ブランド」は、本業を持ちながらパラレルキャリアで立ち上げる人が増えていくことでしょう。
そういった「仕事」「働き方」に興味のある方は、是非こちらの書籍をお読みください。