自転車と駐輪場との関係性も再構築されていく。
オランダの「lumiguide」が提供する駐輪管理システムは、サイクリストには有り難いコンセプトを浸透させようとしている。
都市部の駐輪場には、ロックシステムがどんどん導入されている。一方で、どの駐輪場が空いているかどうかは、現場まで行って目で確かめるしかない。しかし、このシステムを導入すれば、駐輪スペースまで行く前に、現場の状況を教えてくれるのだ。
仕組みとしては、屋内、屋外の駐輪場の状態をセンサーでリアルタイム把握し、その情報を電光掲示板で示すというもの。
公共施設における利用はもちろんのこと、ショッピングモールやデパート等に設置されていれば、利便性が増すことは間違いない。
また、このシステムが駐車場に応用が求められていくことは必然だろう。立体駐車場にクルマを止めようとした時、グルグル回りながら目視確認をする旧来のスタイルは、非常に効率が悪い(危険でもある)。
どのスペースにクルマを止めるのが最もよいかを、カーナビ経由で教えてくれたなら…と思ったことのある人は多いのではないか。IoT及び人工知能によるデータ駆動型社会においては、そんなサービスも当然のように登場してくる。
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