初期段階のハードウェア設計を1枚の用紙でまとめる「ハードウェアプロダクトキャンバス」

[2013/11/1]
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

canvas

おお〜、これは素晴らしい。新しいハードウェアアイデアを、設計初期段階に落としこんでいく際に使えそうです。

昨年の話題を読んだ書籍「ビジネスモデル・ジェネレーション」。説明しにくい事業モデルを1枚の図で表現する「ビジネスモデルキャンバス」が注目を集めました。

そのハードウェアバージョンが、Upverterが発表したこちらの「ハードウェアプロダクトキャンバス」(The Hardware Product Canvas)。ハードウェア設計における最初の段階で、説明しにくい全体像を1枚の用紙で掴むため、設計されたツールです。

これからの10年でハードウェアが民主化されていき、産業構造が本格的に変わっていきます。その突破口として注目されるツールの1つとなりそう。

あらゆるハードウェアは、センサー、ストレージ、通信装置、ユーザインタフェース、およびプロセッサの組み合わせによって構成されています。

例えばセンサーとは、温度計であったり、光センサー、マイクなどのこと。そして、ストレージはデータを貯蔵するところで、フラッシュメモリーやスマートカードなど。

そして通信装置とは、WifiやBluetoothですね。そして、プロセッサとは、マイクロコントローラーやFPGAの演算装置。

ユーザーインターフェースは、ボタン形式、液晶、ダイヤル形式など、直接触れる部分のことです。

Upverterは、製品開発の際この辺りがごちゃごちゃしやすいことを感じ、それを分かりやすく整理するためにこちらのツールを発表しました。

更に大きいところでは、Bsizeの八木さんが「Bsizeの設計図」として細かく説明してくれていますが、このハードウェアプロダクトキャンバスは、アイデアを仕様へと落とし込む初期設計段階に使うツールとして注目されていきそうです。

【参考】
要注目!2025年までの「ハードウェア革命」のトレンド予測
機械の設計・製造・販売が民主化され、産業構造が変わる。ハードウェアの設計プラットフォーム「Upverter」

 ハードウェアプロダクトキャンバスの例は…

例えば、活動量及び睡眠計測器「Fitbit」。こちらは、手首にはめて一日生活すると、歩数や消費カロリー、睡眠の質などを計測してくれます。もちろんスマホ経由で簡単管理。

スクリーンショット 2013-11-01 13.59.47

こちらの機械は、ストレージはフラッシュメモリー。通信はBluetooth。プロセッサーは、マイクロコントローラー。センサーは、加速度センサー。ユーザインタフェースはLEDとボタンによって構成されています。

fitbit_canvas  
また、Kickstarterにて約10億円の資金調達を達成したスマートウォッチ「Pebble」。

スクリーンショット 2013-11-01 14.01.07

こちらは、通信はがBluetooth。プロセッサーはマイクロプロセッサー。ユーザーインターフェースは、電子ペーパーが使われています。

pebble_canvas

【参考】
5人チームで作ったスマートウォッチ「Pebble」は、ソニーを超えた!クラウドファンディングでは、なんと1000万ドルを集める

そしてこちらが筋肉の電気信号と連携をするウェアラブルデバイス「MYO」。

センサーは、加速度センサーと圧力センサー。通信はBluetooth。プロセッサーは、マイクロプロセッサーによって構成されています。

thalmic_canvas

【参考】
2014年を賑わすウェアラブルデバイス!「メガネ」に「指輪」に「腕輪」に「時計」に…

いや〜、これは面白いですね。様々な人が、ハードウェア設計に興味を持っていきそうです。

そして、第三次産業革命は着々と進んでいきます。

 

 

【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図

workdesign_obi1

働き方は無限大。

組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?

さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より

本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。

スクリーンショット 2013-10-22 16.42.00

・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル

現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。

Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図

※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由

canvas

この記事が気に入ったら
いいね!をしよう

Social Design Newsの
最新記事をお届けします

Social Design Newsをフォローしよう!

@SDNews6をフォロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

関連記事

最新記事

メルマガ登録

メルマガだけでしか読めないコンテンツも配信しますので、
ご興味のある方はご登録ください。

オンラインサロンでもっと深い情報と交流を