幸福論は自己実現から発する「個人的幸福論」から「貢献の幸福論」へ

[2012/8/27]
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photo credit: Emerging Birder via photo pin cc

「幸福」に関しておもしろい調査結果がありましたので紹介します。
若年期における「社会とのつながり」「両親との関係」が成人した後の幸せ
につながるという研究結果です。

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成人してからの幸福度に最も結びついていた要素は、若年期における「社会
とのつながり」だった(その方面に詳しい人向けに言っておくと、相関係数
は0.62)。

これに比べて、「学業成績」は幸福度の予測因子としてはるかに劣っており、
相関係数は0.12だった。この研究では、「社会とのつながり」について、
「社会的愛着の質」「組織的なクラブやグループへの参加」「主観的能力
または長所」「生活への満足度」の4つの尺度で評価している。

第一に、十代の若者にとって、社会的愛着の大きな部分を占めるのは両親
との関係だ。十代のころに両親との関係が良好であるほど、幸福度の高い
成人になる可能性は上昇する。

また、十代の若者にとって、自分の親を好きであることと同じくらい重要で、
なおかつ同じくらい想像しがたいことは、彼らが学校を好きであることだ。

引用元: 32年の追跡調査でわかった「幸福な人生の秘訣」 « WIRED.jp.

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学業成績が、社会とのつながりに比べるとはるかに関係性が低いという結果は、
とても興味深いものですね。 

社会的にも、たくさんの知識ストックを持っている人よりも、高い学習能力
によって、知識をどんどん入れ替えていける人間のほうが評価されるよう
になっています。また、これだけテクノロジーが発展してきている社会において
「人間の機能的能力」については昔ほど益々評価されなくなっていくことでしょう。 

それよりも、人間関係を中長期的により良く構築できる力、また器広く持ち
コミュニティーに的確な自分の立ち位置を見いだす力、また多面的なリーダー
シップをとることできる人の方が、社会においても結果を出し、評価される時代
となってきています。

 幸福とは他者への貢献、そして自他ともの幸福となる。

 photo credit: loswl via photo pin cc

「幸福論」というのも大きく方向性を変えていくと思っています。
具体的に言うと、「個人の幸福論」から「貢献の幸福論」へのベクトル転換です。

生理的欲求、安全の欲求、帰属の欲求、承認の欲求の「欠乏欲求」に自己実現の
欲求をプラスした五段階欲求説を説いたマズローが、晩年「自己超越の欲求」
を唱え、米国トランスパーソナル心理学会を立ち上げたことをご存知でしょうか。

「自己超越の欲求」とは、もう少し言うと、「人類共生・共存の欲求」、
そして、「根源的・宇宙的欲求」というものでしょう。

これまでの「成功論」というのは、ある一人のスーパースターが一人の能力で
成功したという意味合いを多く含んでいました。自然界で例えれば、タカがウサギを
捕らえれば、そのタカのみが評価され、賞賛される時代です。しかし、大事なのは
ウサギを育てた「森」そのものであるかもしれません。そこに対する評価はなかなか
されませんでした。

しかし、これからの時代はその「森」に焦点が当たり、成功の背景、
究極的には、その家族や市民や社会が評価の対象となる時代になっていくこと
でしょう。

これは、自己実現の欲求を超えて、より利他に根ざした価値観に人類の意識が
向いていくからですね。つまり、人の幸福は、より周りへの貢献に根ざしたもの
となり、自己実現欲求を超えた中に存在し始める 。人類も一歩一歩、進化を続けて
いきます。 

 

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